ワークショップの趣旨
GBIFは、世界中から生物多様性情報(分布情報・観察情報など)を集め、 だれでも利用できるように公開している機構です。 現在公開されているデータは、約6億件。 私たちはこれを時間軸や空間軸に沿って解析し、 分布や多様性の変化や種の分布範囲の検討などに用いることができます。 GBIFに集められたデータは主に野生生物のものですが、 カルチャーコレクションや系統などのデータも集積され、 将来的な資源探索への利用も考えられます。
また、生物多様性情報を扱うプロジェクトや研究の枠組みはGBIF以外にもあり、 GBIFのデータは他の生物多様性情報関係に関わる活動とも連携して利用されています。 このような連携や利用は今後ますます盛んになるものと予想されます。
GBIFの活動はナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)によってサポートされています。 NBRPは5年で1期としており、今年は第3期の最終年度にあたります。
本ワークショップでは、これを機にGBIFの活動を振り返り、次の期の展望を考えます。 日本からGBIFにどのようなデータが出ているのか、GBIFに集められたデータがどのように利用されるのかなど、 集められたデータの利用・活用に関して考えます。
開催概要
- 日時:2016年12月3日(土) 13:00 - 16:30 (受付開始 12:30)
- 場所:国立科学博物館 上野本館 日本館講堂(2F)
プログラム
申し込み方法など
定員(対象)
80名(大学生以上をおすすめします)※専門的な内容を含みます。申し込み
国立科学博物館のホームページ 「イベントカレンダー」から12/3をクリックした先、 「12/3のイベント一覧」から、 「21世紀の生物多様性研究ワークショップ「つながる・ひろがる生物多様性情報」に移動し、 「申込方法」の右欄にある「WEB」をクリックしてお申込みください。 (定員になり次第締め切り)参加費
通常入館料(一般・大学生620円。高校生以下および65歳以上は無料)が必要です。
※国立科学博物館大学パートナーシップ入会大学・学校の学生の皆様は学生証を提示していただければ、 無料で入館できます。問い合わせ先
noffice1 [at] kahaku.go.jp ([at]を@に変えてください)
主催:国立科学博物館/東京大学大学院総合文化研究科、共催:国立遺伝学研究所