GIS を用いた標本の地理情報の活用

第42回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会
  • 日時 2024年3月2日(土)13:30 - 16:30
  • 場所兵庫県立人と自然の博物館 大セミナー室
目次

サイエンスミュージアムネット(S-Net)では、参加機関の皆様から提供いただいたデータをS-NetやGBIF、ジャパンサーチ等を通じて公開しています。現在公開されているデータは730万件を突破し、どのような標本がどの博物館にあるかを調べるだけではなく、標本データに付随する採集日時や採集地の情報は学術研究や生物多様性保全等にも活用されています。
標本データを活用する際には、分布図のように、それを理解しやすい形で視覚化することが大きな助けになります。そこで今回は、標本データがもつ地理情報のさらなる活用を目的とした研究会を実習形式で実施いたします。具体的には、GBIFデータをダウンロードして、フリーの地理情報ソフトであるQGISを使用して地図上にデータを表示し、分布図を作成する方法を学びます。シンプルな白地図の背景、地理院地図や標高データの背景、さらには植生図との重ね合わせ方について、実習形式で学びます。地理情報システムの基礎的な知識と技術について、はじめての方でも美しい地図を作成することが可能となります。さらに、これらのスキルは論文や展示など、様々な場面で活用することができます。
本研究会は、新型コロナウイルス感染症流行後初の対面方式での開催となります。感染対策に留意しつつ、参加者の皆様同士で積極的な情報交換ができる場にしたいと考えております。

開催概要

  • 日時:2024年3月2日(土) 13:30 - 16:30
  • 場所:兵庫県立人と自然の博物館 大セミナー室
    (〒669-1546 三田市弥生が丘6丁目 / http://www.hitohaku.jp/
  • 講師:
    神保宇嗣・太田藍乃(国立科学博物館 標本資料センター)
    三橋弘宗(兵庫県立人と自然の博物館)

内容

演題講演者(敬称略)所属
諸注意・趣旨説明神保 宇嗣国立科学博物館 標本資料センター
イントロダクション「データ準備・発信におけるS-NetやGBIFシステムの活用」太田 藍乃国立科学博物館 標本資料センター
実習「QGISを用いたGBIFデータの可視化と環境情報のオーバーレイ」三橋 弘宗兵庫県立人と自然の博物館
意見交換

本件に関する連絡先

国立科学博物館 (S-Net/GBIF担当)
神保 宇嗣・太田 藍乃・柿添 翔太郎・江守 知保
電話:029-853-8277
E-mail:s-net_info [at] kahaku.go.jp ([at]を@に変えてください)

主催:国立科学博物館
協力:兵庫県立人と自然の博物館
   西日本自然史系博物館ネットワーク