研究会等の記事一覧  3 件

ABS国際シンポジウム「地球規模生物多様性情報機構(GBIF)と日本の遺伝資源情報」

開催のご案内

国立遺伝学研究所 ABS支援室は、2025年2月20日(木)にABS国際シンポジウム「地球規模生物多様性情報機構(GBIF)と日本の遺伝資源情報」を開催いたします。
デジタル配列情報(DSI)は遺伝資源の利用と利益配分をめぐる国際的議論の重要テーマです。COP16ではDSIに関する議論が進み、オープンサイエンスやデータ共有の意義が強調されました。本シンポジウムでは、GBIF(地球規模生物多様性情報機構)を中心に、遺伝資源情報について専門家とともに議論します。

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日本甲虫学会第14回大会 公開シンポジウム「甲虫研究に生物多様性情報を活用する ―データを使えば、研究がもっと面白くなる!―」

趣旨

技術の発達により,近年,甲虫の研究ではますます多くのデータが活用されるようになってきました.標本や観察のデータ件数が増加しているという量的な側面にとどまらず,インターネットで誰でも閲覧できる種名目録の公開・整備,マイクロCTなどを活用した詳細な形態の観察,より詳細なファウナ情報の蓄積,DNAバーコード情報に基づく種間関係の解明,分布情報や環境データを用いた分布予測など,質的な側面でも研究を行なう上での大きな変化が生じています.

このシンポジウムでは,それらの多様な生物多様性情報に焦点をあて,実際に研究で活用されている演者の方をお招きし,どんなことがわかる・できるのかの情報共有を行う場にしたいと考えています.このシンポジウムを通じて,参加者の皆様が普段行っている甲虫の研究で「これは使ったら面白そう!」と思っていただけるような場とできればと思っております.

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パネル討論会:これからの日本の生物多様性情報インフラを考える

趣旨

2001年に設置された地球規模生物多様性情報機構GBIFは、設立20年を経過し、現在までの活動を評価するとともに、新しい戦略立案に向けて活動がスタートしました。 一方、日本では2010年に名古屋で開催されたCOP10から10年が経過し、新しい国家戦略の立案に向けて活動が進んでいます。 GBIFの日本ノードであるJBIFは、文部科学省/国立研究開発法人科学技術振興機構JST/国立研究開発法人日本医療研究開発機構AMEDからの助成(ナショナルバイオリソースプロジェクトNBRP)を受け、国立科学博物館が運営するサイエンスミュージアムネットにて国内の標本情報を公開するとともに、GBIFにデータを提供してきました。 この間、日本では、生物多様性情報について理解と公開が進み、現在では800万件近くのオカレンスデータが公開、利用できるようになり、データの活用も進んでいます。 また、NBRPも令和3 (2021)年度で第4期が終了します。一つの時代の区切りと新しい時代を迎えるにあたり、いままでの活動を振り返り、将来について考える機会を持ちたいと思います。

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