標本情報の発信に関する研究会の記事一覧  16 件

自然史博物館の画像公開を考える:実務とシステムの両面から
第44回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

昨今、博物館には、標本資料等のデジタル・アーカイブの構築とその公開が求められるようになり、自然史系博物館においても実際にさまざまな動きが見られます。その公開や連携のありかたについては模索段階にあり、デジタル・アーカイブをなぜ・どのように構築するのか、自然史系博物館として統一した見解が必要となりつつあります。

デジタル・アーカイブは、国内の自然史系博物館だけの話ではありません。各国あるいは国際的なプロジェクトによって自然史標本資料の画像を含めたデータ公開や利活用が進んでおりますし、自然史系以外のプロジェクトも数多くあります。さまざまな分野の先駆的な試みは、自然史系博物館分野での今後の意思決定に重要な示唆を与えてくれます。

そこで、今回の研究会では、前回に引き続きデジタル・アーカイブの構築を取り上げます。前半では、2024年9月に沖縄で開催された生物多様性情報分野の国際会合(SPNCH-TDWG 2024)をはじめ、国内外の様々な分野での情勢を取り上げます。後半では、館内での実務に焦点を当て、デジタル・アーカイブの館内における活用や、サイエンスミュージアムネット(S-Net)を含めたデジタル・アーカイブの構築と公開に焦点を当てます。これらの情勢や意識を共有した上で、デジタル・アーカイブ構築の今後の方針について議論する場にしたいと思います。

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自然史系博物館資料のデジタルアーカイブ化と公開
第43回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

サイエンスミュージアムネット(S-Net)は、自然史系博物館をはじめとする全国の参加機関が所有する標本のデータをつないで公開する役割を担っています。皆様から提供いただいたデータは、S-Netポータルウェブサイトや、連携しているGBIF・ジャパンサーチなどのさらに大きなデータベースを通じて公開されています。一方、博物館法では、その一部を改正する法律が令和5年4月1日に施行され、博物館資料に係る電磁的記録を作成(デジタルアーカイブ化)して公開することなどが追加されました。これには、デジタル技術を活用した博物館資料のデジタルアーカイブの構築・管理およびインターネットを通じた公開が含まれています。

そこで、今回の研究会では、そのような情勢の変化を踏まえ、博物館資料のデジタルアーカイブ化とその公開をテーマとして取り上げ、実践例や博物館の対応について話題提供いたします。今回の会合を通じて、自然史系博物館からのデジタルアーカイブの発信やS-Netの今後のあり方について考える機会にしたいと思います。

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GIS を用いた標本の地理情報の活用
第42回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

サイエンスミュージアムネット(S-Net)では、参加機関の皆様から提供いただいたデータをS-NetやGBIF、ジャパンサーチ等を通じて公開しています。現在公開されているデータは730万件を突破し、どのような標本がどの博物館にあるかを調べるだけではなく、標本データに付随する採集日時や採集地の情報は学術研究や生物多様性保全等にも活用されています。
標本データを活用する際には、分布図のように、それを理解しやすい形で視覚化することが大きな助けになります。そこで今回は、標本データがもつ地理情報のさらなる活用を目的とした研究会を実習形式で実施いたします。具体的には、GBIFデータをダウンロードして、フリーの地理情報ソフトであるQGISを使用して地図上にデータを表示し、分布図を作成する方法を学びます。シンプルな白地図の背景、地理院地図や標高データの背景、さらには植生図との重ね合わせ方について、実習形式で学びます。地理情報システムの基礎的な知識と技術について、はじめての方でも美しい地図を作成することが可能となります。さらに、これらのスキルは論文や展示など、様々な場面で活用することができます。
本研究会は、新型コロナウイルス感染症流行後初の対面方式での開催となります。感染対策に留意しつつ、参加者の皆様同士で積極的な情報交換ができる場にしたいと考えております。

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博物館や自然史標本データベースを取り巻く状況の変化
第41回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

標本データ準備と公開のためのノウハウ集
第40回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

概要

2月18日に、第40回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会を開催します。 多くの皆様のご参加をお待ち致しております。

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新しくなったS-Netシステムの紹介とデータベース連携
第39回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

概要

6月25日に、第39回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会を開催します。 多くの皆様のご参加をお待ち致しております。

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分類群同定の基礎と専門家・分類学者との連携
第38回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

概要

2月26日に、第38回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会を開催します。 多くの皆様のご参加をお待ち致しております。

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S-Netを動画で学び活用する
第37回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

概要

7月3日に、第37回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会を開催します。 多くの皆様のご参加をお待ち致しております。

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GBIF関連サイトの使い方とより品質の高いデータ提供のためのテクニック
第35回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

概要

11月14、15日に、第35回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会を開催します。今回は、Zoomによるインターネットウェビナー形式での開催です。 多くの皆様のご参加をお待ち致しております。

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地理情報の活用と新レッドチェッカーの紹介
第33回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

概要

第33回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会を、6月17日(月)国立科学博物館(上野本館)で開催します。 多くの皆様のご参加をお待ち致しております。

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