イベントの記事一覧  33 件

加速するGBIFデータの利活用
21世紀の生物多様性研究ワークショップ(2020年度/通算第15回)

ワークショップの趣旨

今年はCOVID-19の世界的流行によって、生活様式が大幅に変わりました。 対面式の会合が中止・延期となり、さまざまなオンラインツールを利用した会合になりました。 コペンハーゲンにあるGBIF事務局も3ヶ月近くの閉鎖を余儀なくされ、その後もリモートワークを中心とした活動になっています。 しかし、会合のオンライン化は、必ずしもマイナスばかりではありません。 移動が少ない分、いろいろな人を演者に呼べますし、参加も容易です。

この機会を利用し、例年国立科学博物館講堂で開催している本ワークショップも、初めてオンラインで開催することとしました。 そして、内容もGBIFデータの利活用を具体的に示したものにしてみました。 GBIFは、いまや16億件を超えるデータを世界に提供しています。 利用者は、オンラインでこのデータをいつでも利用できます。 本ワークショップでは、このデータを利用して論文の出版にむすびつけた実例を紹介しながら、データの追跡がどのようになされているかを紹介し、さらにGBIFや関連サイトからのデータの利用を考えます。

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GBIF関連サイトの使い方とより品質の高いデータ提供のためのテクニック
第35回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

概要 11月14、15日に、第35回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会を開催します。今回は、Zoomによるインターネッ ...

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自然史標本のデジタル化と活用の最前線
21世紀の生物多様性研究ワークショップ(2019年度/通算第14回)

ワークショップの趣旨

生物標本は生物多様性情報を支える物的証拠として重要です。 今日、情報技術の進歩によって標本の採集情報だけでなく標本のデジタル画像が 高精細かつ立体も含めて提供できるようになってきました。 また、種名の確定した標本画像は様々なWEB上のプラットフォームで配信されており、 蓄積した画像をもとに、AIを活用して種名を画像から自動判別することも出来つつあります。 デジタル技術の躍進は、生物標本の新しい利用の可能性を広げます。 たとえば、高精細な画像の提供は標本の貸し借りに伴う破損のリスクを低減します。 3Dデータの取得は、正確な複製の製造、拡大した学習教材の製作や、非破壊的な検討を可能にします。 また、得られたデータが他の分野と連携されることによって、新しい生物標本の活用の範囲が広がります。 今回のワークショップでは、標本のデジタル化によってもたらされる新展開に関係した話題をもとに、 デジタル化技術を活用した標本の高度活用の展望について、参加者も交えて議論したいと思います。

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地理情報の活用と新レッドチェッカーの紹介
第33回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

概要 第33回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会を、6月17日(月)国立科学博物館(上野本館)で開催します。 多くの皆様 ...

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生物多様性データの利用と新分野への展開
21世紀の生物多様性研究ワークショップ(2018年/通算第13回)

ワークショップの趣旨

生物多様性情報の世界での進歩はめざましく、毎年様々な進展があります。 しかし、世界的な潮流として、さまざまなデータを収集・標準化して再利用することによって 知の拡大再生産につなげようという方向は一致しています。 そして、その方法の一つに「連携」があります。異なる分野と連携を進めることによって、 扱うデータに幅をもたせ、利用範囲を広げようとする試みです。 先にコペンハーゲンで行われた生物多様性情報に関する国際会議では、 生物多様性情報関係のプロジェクトやイニシアチブとの連携が話し合われ、 GBIF(地球規模生物多様性情報機構)が提案者の一つとなって、連携を模索することが合意されました。 一方、日本産標本の国内利用を目指したS-Net(サイエンスミュージアムネット)でも、 システム改良が図られ、インターフェイスが大幅に改良されると同時に、 いままでに扱えなかった化石データも扱えるようになりました。 今回のGBIFワークショップでは、このような新展開に関係した話題を集めてみました。

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新しくなったS-Netの紹介とデータ提供
第31回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

概要 第31回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会を、5月14日(月)国立科学博物館(上野本館)で開催します。 多くの皆様 ...

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生物多様性情報の標準化と利便性
21世紀の生物多様性研究ワークショップ(2017年/通算第12回)

ワークショップの趣旨

生物多様性情報を共有するためにはどんな情報を標準化するか、 また、情報の標準化のあり方には、他にどんなものがあるのか。 標準化によって、どんな便利なことがあるか考えてみましょう。

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自然史標本情報収集・活用のためのワークショップ
第29回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

概要 第29回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会を、4月24日(月)国立科学博物館(上野本館)で開催します。 多くの皆様 ...

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つながる・ひろがる生物多様性情報
21世紀の生物多様性研究ワークショップ(2016年/通算第11回)

ワークショップの趣旨

GBIFは、世界中から生物多様性情報(分布情報・観察情報など)を集め、 だれでも利用できるように公開している機構です。 現在公開されているデータは、約6億件。 私たちはこれを時間軸や空間軸に沿って解析し、 分布や多様性の変化や種の分布範囲の検討などに用いることができます。 GBIFに集められたデータは主に野生生物のものですが、 カルチャーコレクションや系統などのデータも集積され、 将来的な資源探索への利用も考えられます。

また、生物多様性情報を扱うプロジェクトや研究の枠組みはGBIF以外にもあり、 GBIFのデータは他の生物多様性情報関係に関わる活動とも連携して利用されています。 このような連携や利用は今後ますます盛んになるものと予想されます。

GBIFの活動はナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)によってサポートされています。 NBRPは5年で1期としており、今年は第3期の最終年度にあたります。

本ワークショップでは、これを機にGBIFの活動を振り返り、次の期の展望を考えます。 日本からGBIFにどのようなデータが出ているのか、GBIFに集められたデータがどのように利用されるのかなど、 集められたデータの利用・活用に関して考えます。

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自然史標本情報発信を理解するための基礎知識
第27回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会

概要 第27回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会を、6月10日(金)国立科学博物館(上野本館)で開催します。 多くの皆様 ...

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